ユニフォーム名作コレクション【2000年代前半編】

ファッション

これまでのサッカー界を彩ってきたユニフォームの歴史を、完全なる独断と偏見で紐解きます。
今回は日本で初めてワールドカップが開催され、サッカー人気が一気に爆発した2000年代前期を振り返ります。

2000年代前期を彩ってきたユニフォームたち

バルセロナ(01-02HOME/02-03AWAY)

伝統的なストライプをベースにしながら、左右の袖を異なるカーリングにしたアシンメトリーデザイン。ゴールドのパイピングや脇のネイビーによる全体的なバランス感覚が秀逸で、歴代のウェアの中でも高い完成度を誇る一枚です。

クラブでは珍しいサンドベージュをメインに採用し、エンジと紺の細いボーダーを配したデザイン。この時期NIKEが採用していた、薄くてサラサラのドライ生地との相性がとにかく良いこのデザインは、高級感と洗練されたイメージを表現する一枚です。

またこのユニフォームにはスポンサーが入っていません。これはバルセロナを支えるクラブ会員制度“ソシオ”によってクラブが運営されていたためで、クラブは100年以上もこのようなスポンサーのないウェアを着用していました。(この後スポンサーを入れることになる話もめちゃくちゃ素敵な話なのでまた次回、、。)

レアル・マドリード(00-01 HOME)

お次はレアル・マドリードです。adidasっぽさが良い意味で出ている上品さが一押しポイント。襟のディティールなど、まさに高貴なクラブイメージにぴったりハマっています。脇のグレーや裾のパイピングなど、シンプルになりがちな歴代のウェアと一線を画す仕上がりです。

ブレシア(02-03 HOME)

大きなVの字がトレードマークのイタリア・セリエAの雄 ブレシア。伝統的な青地に白のV字パターンですが、このシーズンは歴代ウェアの中でもラインの太さと配置のバランスが絶妙な1枚です。デザインを崩さぬようクラブのエンブレムは袖に持っていくなど、緻密な配置が伺える一枚です。

アーセナル(00-03 3rd)

アーセナルから今回選んだのは3rdキット。中でもポイントはこの襟の指し色イエロー。折り返して内側からもう一度見せるこの黄色のラインがネイビーの中で映えまくって絶妙におしゃれ!また“SEGA”ではなく“Dreamcast”のスポンサー表記もたまらないポイントのひとつ。(Dreamcastはこの時期セガより発売されていた新型ゲーム機の名称)裾のラウンドカットも時代を感じる、エモいが詰まった一枚です。

語りつくせぬ、ユニフォームの魅力

数多くの名作ユニフォームが生まれた2000年代初期ですが、まだまだ語りつくせない広大な世界が広がっています。皆さんのお気に入りの一枚は何ですか?

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