2023夏限定ユニフォームレポ【京都サンガ】

京都サンガが今夏着用し戦うリミテッドユニフォームがかっこいい！デザインを深掘りしていきます。

知らなかった！京都発祥の〇〇がモチーフに！

ユニフォームサプライヤーであるPUMAが掲げるグローバルコンセプト『CELEBRATING THE ROOTS』。これに基づき、京都が発祥と言われている「駅伝」から着想を得た“襷（たすき）”がモチーフに。夏の夜をイメージしたブラックのボディに、チームカラーのパープルと勝利への情熱を表す赤を襷掛けにして配置。また“これまで培ったクラブの歴史を現代へ繋ぐ”メッセージが込められているのもポイント。歴史的な街“京都”を本拠地とするクラブから語られるのも実に奥深いものです。

写真／京都サンガオフィシャルサイト https://www.sanga-fc.jp/news/detail/17942

こだわりの斜めラインとファン待望のブラックユニフォーム

ユニフォーム全面に大胆に斜めラインを配したこのデザイン。これまでのユニフォーム史においても、それなりに取り入れられてきたデザインではあります。アルゼンチンの古豪リーベル・プレートや、長友選手在籍時のインテル・ミラノのアウェイユニフォームなどでもおなじみのデザインです。

伝統の斜めラインとその秘密に迫る。

リーベル・プレートの象徴的赤ラインにまつわるデザイン誕生のエピソードをご紹介します。

しかしその斜めパターンでも今回の京都の場合、モチーフは“襷”。ここからは私の個人的見解ですが、駅伝の襷が走りやすく短くなっているように、斜めラインも脇に抜けていくデザインにしたのでは。ラインが裾まで伸びていた場合恐らく胴長な印象になるところを、ラインを短く切り上げているおかげで選手のスタイルが良く見える効果もプラスされている印象です。
また歴代のユニフォームを振り返ると、07-08シーズンのアウェイを除きブラックのユニフォームは一度も採用がありませんでした。今回のデザイン発表後ファンからは「黒カッコいい！」と喜びの声も上がり好評価を集めています。